Leica Camera AG(以下Leica)とInsta360は、アクションカメラと360度カメラの領域における本格的な技術革新と最先端の画像品質の実現を目標に、戦略的パートナーシップを締結したことを発表しました。
このニュースは、Insta360の新製品「Insta360 ONE R」と時を同じくして発表されました。Insta360 ONE Rは、史上初のアダプティブアクションカメラです。独自の交換可能なカメラモジュール構造により、創作自由度の高い360度撮影と従来の高精度かつ高解像度の一眼撮影を、1台のカメラで実現します。
この度LeicaとInsta360が共同開発した「Insta360 ONE R 1インチ版」は、5.3K 1インチセンサーとInsta360のFlowState 手ブレ補正によって、今までのアクションカメラにない画質とダイナミックレンジを提供します。なお、この1インチモジュールを360度モジュールに付け替えると、ONE Rはたちまち360度カメラに変身。一度の撮影であらゆる角度をとらえ、360度画角でのみ実現可能な画を撮ることができます。

Insta360 ONE Rの1インチ版は、カメラがこれまで以上に文化とコミュニケーションにおいて中心的な役割を果たしている時代において、LeicaとInsta360が職人技と革新に対するビジョンを共有した最初の結果と言えます。
LeicaのCEO、マティアス・ハーシュ(Matthias Harsch)氏は次のように述べています。「Leicaは、数十年にわたって光学およびデジタル画像における専門知識を蓄積してきました。これらを新たな製品分野に取り入れるにあたって、まさにぴったりのパートナーを見つけました。Insta360はソフトウェア分野、とりわけ360度撮影の技術領域において非常に高水準のノウハウを持っています。今回のパートナーシップ締結の目的は、テクノロジーの可能性を最大限に引き出し、最高水準の画像および品質を実現できる環境下において、革新的な技術開発をすることにあります。」

Insta360の創業者、JK Liuはこう語ります。「Leicaは1世紀以上にわたって、カメラの可能性を追求し続けてきました。職人技と品質に対するポリシーを強く持ち、絶えず写真家に創作のインスピレーションを与えてきました。私たちは、撮影から編集、そして共有まで、創作のあらゆる段階においてユーザーに最高の体験を提供したい。そんな目標を掲げた次世代カメラを開発するにあたって、Leicaは理想のパートナーだと確信しています。Leicaの光学の専門知識とInsta360のジンバルいらずの手ブレ補正技術やスマート編集技術など独自技術を掛け合わせることで、カテゴリーを再定義し、新たなカメラフォーマットと撮影モードや可能性を最大限に引き出していけるでしょう。」
Leicaカメラについて
Leica Camera AGは、カメラとスポーツ用光学製品領域における世界的トップメーカーです。Leicaブランドは、長い歴史の中で優れた品質、ドイツの職人技、ドイツの工業デザイン、そして革新的な技術によって、高い評判を確率してきました。Leicaはドイツのヘッセン州ウェッツラーに本社を置き、ポルトガルのヴィラ・ノヴァ・デ・ファマリカンに第二の生産拠点を構えています。そして世界中にグループ会社やLeicaストア、Leicaギャラリー、Leicaアカデミーズといった拠点を有し、独自のグローバルネットワークを形成しています。